色収差の補正 [Photo]
前記事の写真(上から3個目の写真)の一部分を等倍で切り出したのが↓これ。
タワーの最上部の工事中フェンスと背景の曇り空の境界部分や、白い鉄骨のフチとかに滲みの様な色が
浮いてます。これが色収差というモノらしいです。
この写真はEF24-105 F4 L IS USMというレンズで撮ったヤツなんですけど、結構はっきりと出てますね。
ちなみにEXIFを参照すると
撮影モード 絞り優先AE
Tv(シャッター速度) 1/400
Av(絞り数値) 8.0
測光方式 評価測光
露出補正 +1/3
ISO感度 100
焦点距離 24.0 mm
ワイド端では歪曲収差も割と出るレンズという評価のレンズ。色収差もこの通り元気良く出ます!(笑)
しかし、Canonのデジタル一眼レフシリーズにはもれなくRAW現像用に「Digital Photo Professional」というソフト
ウェアがバンドルしてまして、こいつがこの色収差をすっきり補正してくれます。
※色収差にも複数の色収差があって、補正出来ないモノもあります・・・。
難しい操作も何もなく、一発でキレイになりました(笑)
ま、もっとキレイに補正出来るソフトもあるみたいですけど、ワタシごときの写真では充分過ぎるほどです(^_^;)
最近、地デジになってからテレビの画面がやたらきれいになりましたよね。そのおかげで、今まで気が付かなかった画面の端っこの色収差がすごく目立つようになりました。(^^;
もともと色収差は天体望遠鏡とかにはつきもので、倍率が上ったりレンズの枚数が増えれば増えるほど影響が大きくなるため、出来る限り使用する光学レンズの枚数を減らすよう、工夫されています。
つまりは内部で使用する光学レンズの枚数を減らすために、特殊な曲率やコーティングが施された光学レンズが使われるようになるんですね。結果、レンズがやたら高額になります。これさえなければ、良いレンズが安く買えるんですけどねえ…。(^^;
by kyao (2010-02-06 05:35)